2008.09.28 森の様子
9月27日(土)
2週連続の生杉通いに加え、気温も下がり始め雑草の勢いも衰えてきた為少し時間の余裕ができました。そこで久し振りに森へ入って見ることにしました。
まずは林道脇から針葉樹の植林地へ入ります。規則的で変化がなく薄くらい林はあまり好きになれません。綺麗に手入れされている地主さんには申し訳ありませんが・・・。
ちなみに木に巻きつけてある青いテープは「熊剥ぎ」対策のためです。
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しばらく歩くと広葉樹の森に変わります。こちらは大きい木や小さい木など一本一本に表情がありほっとします。やはり気分が違います。
奥まで入ると例年とは少し様子が違うような気がします。いつもは木の幹以外は茶色い落ち葉だけだったと思うのですが緑がかなり目立ちます。といってもシダ類だけなのですが、この調子で他の下草も増えてくれればよいのですが・・・。
もっともシダは鹿も食べないそうなのでそれだけのことかもしれませんが。ただ昨年まではそのシダさえもほとんど見られなかったことや樹木のひこばえなども多く見られることを考えると、今年は例年とは違うのかもしれません。
今年の春先には大雪でかなりの鹿が死んだとの話もあります。その影響でしょうか。
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きのこの季節に入り道端にもいろいろなきのこが見られます。残念ながらきのこの見分けはほとんどできないため写真で「撮る」のみ、「採る」事は遠慮しておきます。
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           こちらはツキヨタケでしょうか。残念ながら毒キノコ。           
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芦生近辺の詳しいきのこ情報などご覧になりたい方はこちらのブログを参照願います。
芦生原生林の博物誌
芦生短信
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9月27日(土)晴れ
久し振りに2週連続の生杉通いとなりました。私にとっては天気の良い生杉もかなり久し振りのような気がします。
すっかり秋の気配が感じられ、もうじきにやってくる冬を予感させるような生杉でした。
秋の味覚「クリ」がたくさん稔っています。まだ少し早いようですが来週くらいには鹿の残り物に預かれるかもしれません。
クリ
コンニャク、そば、ススキ・・・、紅葉にはまだまだですが。
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そばの花もピークはすぎたようですが、花の下にはしっかりと実が付き始めています。
そば
茅葺屋根が少なくなり、今では邪魔者のススキですが光り輝き風に揺れる様は秋の風景です。
ススキ
空も秋の気配。
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畑もトマトが終わり、キャベツ・大根が育ってきています。10月にはいるとコンニャク・そばの収穫となります。
9月21日(日)
ここ数年恒例となっている「山水人2008」のイベント、今年は期間が長くなっていますが昨年までと比べると宣伝も控えめなのか人出も少ないようです。メインの舞台も杣の会作業小屋の近くから森の奥のほうへ移動し、割と静かなお祭りのようです。天気も悪いなかテント暮らしでは大変だな・・・と心配にもなります。
山水人2008
ほったらかし状態で草ぼうぼうの我が家の畑ですがそばが順調に育っています(そばはほったらかしでも大丈夫・・・)。
京都付近ではポツリポツリだった雨が朽木では土砂降り、今日は何もできないかなと諦め半分で生杉へつくと雨は上がっていました。それから3時間かけて畑回りを綺麗に草刈する間はなんとか天気も持ってくれました。
畑の地主Nさんもこられていましたが、「この天気では予定していたペンキ塗りもできない。」とのこと。
草刈が終了する頃に美代治さんが顔を出し、「休憩して行け」との事で遠慮なく上がらせて頂き、持参のおにぎりを食べさせていただきました。
こういう場ではいろんな楽しい話、興味ある話しなど出てきます。それと「こんにゃく作り」の約束も。
しばらく話し、退散する頃には雨が本降りになっていました。
畑
今や盛りと咲いているそばの花に蝶や蜂が寄ってきます。
そば
片やニラの花芽が・・・、鑑賞に堪えるくらいに咲いています。
ニラ
ナスも元気でたくさん実をつけています。
    ナス
    ツユクサ
        ツユクサ
        ゲンノショウコ
            ゲンノショウコ
            ミゾソバ
                ミゾソバ
帰りには時間があったので久しぶりに「Kaze」で寄り道、おいしいコーヒーに加えシナモントーストをご馳走になりました。他の客はいなくて、外は土砂降り状態・・・。
Kazeにて

やはりいつも通り、人の付き合いも土地も「ホッと」できる生杉(朽木)でした。

2008.09.23 鵜の岬
9月14日(日)
高萩からR6を南へ6,7km下った日立市に「鵜の岬」というところがあります。
ここは鵜飼用の海鵜を捕獲し、全国の鵜飼を実施している地域へ供給しているところです。7~9月に限り捕獲場所を公開しているとの事で見に行きました。鵜の捕獲場所
近くには10km程も砂浜が続く伊師浜海岸があり、海水浴場となっています。今は時期が少しずれているため人影も少ないようですが、大きなホテル(国民宿舎)も立っています。
国民宿舎
ホテルの奥の小高い林の方が捕獲場所になっているようです。入り口まで行くと数人の人が立っていてパンフレットを渡されましたが無料です。
断崖絶壁を予想していたのですが、なんと崖をくりぬいた100mほどのトンネルを通って捕獲場所へ向かいます。
捕獲場所へのトンネル
ここが捕獲場所、外は断崖絶壁です。「鳥屋」といわれる小屋がけの外が棚状につくられており、おとりの鵜を5羽ほど放します。渡り鳥がおとりに誘われ休憩に来たところを「かぎ棒」で首を引っ掛け捕らえるそうです。捕獲シーズンは4~6月、10~12月の年2回です。
小屋がけ
別の岬から捕獲場所の崖を望みます。
捕獲場所の岬
鵜が一羽見えます。
海鵜
江戸時代には地元でも鵜飼をやっていたようですが、大正以降から全国の鵜飼場所へ供給するようになったそうです。現在では日立市の無形民俗文化財となっていますが、後継者不足の問題もあり市の事業として継続しているとの事。
全国12箇所で鵜飼が行われているようですが和歌山県の有田を除いてここから供給されているそうです。関西でも京都の嵐山や宇治の鵜はここで捕獲された海鵜です。
この時期見る事が出来る花は少ないだろうと思っていましたが、意外にたくさんの花に出会いました。林道沿い、樹林帯、尾根筋など林相や標高により変わる花の種類が印象的です。
サラシナショウマ?
サラシナショウマ
     トリカブト
     トリカブト
          ???
          20080913三本槍岳 015
               イワオトギリ
               イワオトギリ
                      アキノキリンソウ
エゾリンドウ(オヤマリンドウ?)尾根筋の登山道沿いにはリンドウやウメバチソウ、ハクサンフウロなどがお花畑状態で咲いていました。
     エゾリンドウ
ウメバチソウ
ウメバチソウ
     ハクサンフウロ
     ハクサンフウロ
          ???
          20080913三本槍岳 063
               ウツボグサ
               ウツボグサ
                    ツリフネソウ
                    ツリフネソウ
山の後はいつもの通り「そば」と「温泉」へ。
まず「そば」は登山口から国道沿いまで出る間にある「ばんない」というお店に寄りました。途中で野菜などの直売所があったので枝豆1袋を買い情報をもらいました。地元の老夫婦が自宅を使ってやっている蕎麦屋です。12時前に入ると先客が1組(3人)、タイミングはよかったようです。私の後に次々と3組の客が入り満席になりました。固定客も結構あるようです。
ばんない
お品書きはざるそば(\700)とざるそば大盛り(\1,000)のみ、大盛りを注文します。税込みできっちりは得したような気がします。
ざるそば大盛り

この店の特徴はざるそばにてんぷらが付くこと(もちろん並でも付きますよ)。町のそば屋のように洒落たてんぷらではありませんが地元の野菜を使い、具がたっぷりのてんぷらです。そばも素朴な味でまずまず、量も充分にあり、これでこの値段は驚きです。
夫婦2人でやっており、てんぷらの分接客が追いつかないのは致し方ないですね。常連の客は自分でお茶をつぎ、台所まで注文を伝えに行っていました。

このあたりではそばの栽培もかなりやられているようです。林道沿いの荒れた畑地や区画整理された田んぼでも白いそばの花が普通に見られます。
20080913三本槍岳 086

今日の温泉は天栄村・岩瀬湯本温泉「湯の口屋」。国道118号線沿いの小さな温泉町で旅館も数軒のみですが、古くからの温泉地のようです。「湯の口屋」大きな茅葺屋根で内部も雰囲気のよい旅館です。但し3連休なのに客の気配はせず温泉(\500)も貸切だったのは少し気になります。
個人的には熱めのお風呂は苦手ですが、雰囲気もありなかなか良い温泉だと思います。
岩瀬湯本温泉
岩瀬湯本温泉湯の口屋

旅館の前には新しい共同浴場があるのですが、ここは純粋に地元のための浴場で「地区外の人は利用禁止」となっていました。
ところで「天栄村」は福島県南部の小さな村です。いくつかの温泉と自然以外は何もないようなところですが、住んでいるだけでも幸せになれるような良い名前です。
9月13日(土)くもり
那須連峰の最高峰三本槍岳(1,917m)へ行ってきました。那須連峰は主に福島県境に近い栃木県に位置します。近くを東北自動車道や東北新幹線が通っており、古くからリゾート地として有名です。(といっても関西から見るとほとんど縁のないところですが)
今回は三連休と言うこともあり、栃木県側は大変な人出が予想されるため福島の会津下郷から登りました。栃木県側はロープウェイもあり、高萩から2時間半ほどでいけるのですが福島県側の登山口までは2時間程度遠くなります。
前夜発、途中コンビニで仮眠して林道奥の駐車ポイントに6:25着(一番乗り)。
写真は登山口へ向かう道路から見た三倉山(1,888m)、唐沢山(1,692m)、土倉山(1,516m)、連峰では北の福島県側の山となります。
三倉山(1,888m)方面
今日のコースは鏡沼-大峠分岐-三本槍岳-大峠分岐-大峠-駐車ポイント
鏡沼手前から頂上稜線を望む(頂上は見えません)。紅葉はまだまだですが、良く見ると兆しは見られます。
鏡沼近くから頂上方面
「鏡沼」、モリアオガエルやオオサンショウウオがすんでいます。こういう沼には良くある「大蛇伝説」もあるそうです。
鏡沼
名前通り鏡のように景色が写っています。
鏡沼
尾根筋から見た鏡沼の全景です。紅葉の時期はすばらしい景色になるのでは。
鏡沼
県境の頂上稜線へ出るまでは誰にも会いません。朝露で足元をびしょびしょにぬらしながら一人で静かに登ります。写真は北側の旭岳(1,835m)方面。
旭岳、須立山方面
頂上(8:55)では十数人くらいの人が休憩しています。今日はこれから昼過ぎにかけてこんなものではないと思われます。
三本槍岳
天気が良ければ磐梯吾妻や会津の山、尾瀬方面などすばらしい景色が満喫できるはずなのですが、今日は近くの山がかすんで見える程度です。
流石山、三倉山方面
西側の大峠付近(10:00)から三本槍岳を望みます。一面に熊笹が生い茂っています。この峠から南へ降りると三斗小屋温泉があり、旅館が2軒あるそうです。温泉旅館といっても数時間歩かないとたどり着けづ、電気も来ていない為登山客でないといけない人気の秘湯です。休日は混みそうなので機会を見つけて平日にゆっくり泊まってみたいと考えています。
大峠付近から三本槍岳方面
車で集落近くまで下ってきた所にある観音沼森林公園です。なかなか雰囲気のある沼で遊歩道なども綺麗に整備してありますが、交通の便が悪いためか観光客はほとんどおらず写真目的の人が数人。紅葉の時期はすばらしいのでは。
観音沼
今回はやはり福島県側から登って正解でした。頂上を除けば静かな山が楽しめました。もう1ヶ月もしないうちに山では紅葉の季節がやってきます。

9月7日(日)
今日は高萩から水戸方面へ40~50km、常陸太田・常陸大宮へ行ってきました。
まずは常陸太田の「西山荘」、ここは皆さんよくご存知の水戸黄門様の隠居所だったそうです。奥まった山の中に質素な茅葺の家が建っています。当時の建物かどうかは分かりませんが、かなり古く中に入ることはできません。屋根の上には雑草が生えています。11月の中ごろだと全山紅葉で見事な景色になるそうです。
西山荘
次は常陸大宮のそば屋「なが山」へ、11時で少し早いですがもう1軒行きたいので・・・。石臼もおいてあり、そば打ちも見られるようになっていますが、そば以外の食事メニューもやっています。本格的なそば屋にしては珍しいですが、経営的には致し方ないのかも知れません。
なが山
もりそば(600円)を注文。少し太めの感じですが結構こしがあってしっかりしたそばです。時間が早いせいか客の入りは今ひとつですがまあまあではないでしょうか。
もりそば
次のそば屋へ移動する途中では黄色くなった稲穂に混じってそばも栽培されています。まだまだ花が咲き始めたばかりで、真っ白なそば畑が見られるのはもう少し先のようです。
さすがにきちんと畝を作って植えてあり、雑草もほとんどありません。我々のほったらかしの畑とは全然違います。
そば
次のお店は「そば園 佐竹」、12時前でしたがすでに満員で席待ちすることになりました。そば粉はもちろん地元産の自家製粉、てんぷらなどの材料は自分の畑や山で調達、水も自前の井戸からというこだわりで人気のお店のようです。
一人だったので前の人を追い越して相席で座らせてもらいました。5,6人の人が忙しく働いている調理場が客席からカウンター越しに丸見えという変わった作りになっています。
そば園佐竹
ここでももりそば(700円)を注文、出てきたのはちょっと幅広で不ぞろいな麺です。私のはまだましでしたが前の席の人は幅2cmほどのすごいきれっぱしを食べていました。この店の感覚はどうなんでしょう。食感もごわごわしており、そばのつるつる感を期待する人には不向きなようです。
ほとんどの人が、天ざるそばを注文しておりどちらかというとそばよりてんぷら目当てに来る人の方が多いのでしょうか。確かにてんぷらは丁寧に揚げており、おいしそうでした。
もりそば
2食のもりそばで満腹になったところで近くの佐竹寺に寄ります。こちらも道路沿いの小さなお寺で985年の開山ですが、兵火で焼けたため1546年に再建されたそうです。年代を感じさせる本堂と重厚な茅葺屋根が印象的で国の重要文化財に指定されています。
佐竹寺
ここは無料でした。茨城には茅葺のお寺が多く残っているのでしょうか。
佐竹寺

ところで今日の主な目的はこちら、江戸時代から伝承されてきたという「太田団扇」です。現在では86歳のおばあちゃんがたった一人で作っているのみだそうです。最初に行った西山荘の売店で販売しています。
値段は少々高いですが、クーラーや扇風機ではなく素朴な手作り団扇で「スローな」生活を楽しみたいものです。
太田団扇

9月6日(土)
実は茨城県は北海道に次ぐ位のそば生産県なのです(もちろん北海道は他県と比べるとダントツのトップと思われますが)。
「常陸そば」のブランドは品質的にも高い評価を得ており、旧金砂町や旧水府村(現常陸太田市)を中心にそばの産地となっています。そのお陰で本格的な手打ちそば店もかなりあるようです。
そこで今週は近場でのそば店と小さなお寺をめぐってみました。

そば道場
先ずは職場の近く、北茨城市花園神社へ向かう途中にある「そば道場」。県内でも最初にそば打ち体験ができるそば店としてオープンしたそうです。お店の周りには数千株のアジサイがうえられており、花の時期は見事な景観です。
山の中の一軒家ですがかなり大きな建物です。店の奥には「そば打ち体験」用の広いホールがあり、一度に数十人のそば打ちができそうです。
しかし、土曜日のお昼だというのに客はあまりはいっていません。
「天ざる御膳」を注文しました。
天ざる御膳
てんぷらはそこそこおいしいのですが、そばのほうになるとつゆも含めて特徴がないというか個性がないというか感じるものがありません。てんぷらの方が勝っているようです。
「もう一度行きたいか?」といわれると・・・。

腹ごしらえも終わり、浄蓮寺というお寺へ向かいます。
山の中の小さなお寺ですが、立派な茅葺屋根とよく手入れされた庭。参拝料200円ですが、納得できます。
浄蓮寺
創立は858年といわれ、現在の本堂は2回の火災を経て1857年に再建されたものです。中の様子は見る事ができませんがなかなか風格があります。